ターメリック

ターメリック

インド原産の、見るも鮮やかな黄色のスパイス。ショウガ科の多年草で、ショウガと同じく根茎部分を乾燥させて作られます。豊富なクルクミン成分を含有しており、黄色の染料としての用途も持ちます。いわゆる健康食品としての苦く黄色い「春ウコン」ではなく、オレンジの強い「秋ウコン」が料理に使用されるものです。

鮮やかな黄色は主に料理の着色に使われ、カレーの色の主要な色素でもあります。非常に高価であるサフランの代用品としても使われ、少量を米と一緒に炊き込むことで、サフランライスならぬ鮮やかなターメリックライスが完成します。カレーとの相性はぴったりなので、是非お試しあれ。
かすかな苦味と土臭い生姜系の風味は、クミンやガラムマサラなどとの併用で風味を引き立てます。土臭さが気になる時は、フライパンなどで軽く炒ってからお使い下さい。

ターメリックの主要色素であるクルクミンは油溶性なので、もし衣服等に色が付いた場合は、水洗いでは落ちません。そのような時には直射日光に当てることで着色を弱めることができます。

美肌の効果があるとされており、インドでは赤ちゃんの時からターメリックによる肌のマッサージを欠かさないそうです。ターメリックをオイルで溶いたターメリックパックは、肌の炎症、乾燥、ニキビ、角質除去に効果があるということで、実際にアーユルヴェーダでも使用されます。薬効として健胃、肝機能増進、二日酔い改善の効果があるとも言われていますが、過度な摂取は副作用をもたらすこともあるので、注意して下さい。

原産国 インド
別名/和名 うこん、鬱金、ハルディ
使用例 カレー、ピクルス、ターメリックライス、サブジ、野菜料理、トマト系煮込み
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